HOFU ROTARY CLUB WEEKLY

 防府ロータリークラブ週報
NO.1332 2014年3月18日

プログラム
識字率向上月間
点鐘
ソング「それでこそロータリー」
会長挨拶
ゲスト及びビジターご紹介
クラブニュース
各委員会報告
ロータリー情報
 PETS報告会
 会長エレクト
  水 津 信 之 君
点鐘

次週例会
◎ 次週例会 3月25日(火)
  新会員スピーチ   潮  貞 男 様
   テーマ
    「メディアの変遷と大村印刷の対応」

先週の例会
先週の例会3月11日(火)
◎ビジターご芳名
 なし
◎出席委員会報告
 会員数53名 出席者41名 出席率 77.36%
――― 欠席者 ―――
 井藤君 尾ア君 片岡君 喜多村君
 澤田(健)君 鈴木君 羽嶋君 弘中君
 松永君 柳君 潮君 桝野君
――― 事前メーキャップ ―――
 脇君……………………(3/10 防府北RC)
―― 3月4日修正出席率 ――83.01%
 友景君…………………(3/10 RCC例会)
 中谷君……………(3/11 山口県央RC)

◎スマイルボックスご報告
 (親睦活動委員会)
 
・渋谷 正君
  娘が女の子を出産しました。せがれのとこ
 ろに続いて女の子でした。

・廣政 寛君
  孫がこのたび、京都大学に合格しました。
 春一番です。

・林  靖君
 体調も少し良くなり、食欲も出てきて、
 又、相撲の春場所が始まり退屈しのぎによ
 ろこんでいます。

・西村健治君
  昨日、3月10日より八王子1丁目ニューマル
 マンビルに会社事務所を改装移転致しまし
 た。金田さん、河村支店長をはじめ、たく
 さんの皆様にお世話を戴きました。ありが
 とうございました。これから、より一層防
 府に根を張ります。お近くにお越しの折は
 ぜひお立ち寄り下さい。


クラブニュース
◎RI第2710地区事務局よりRI第3690地区(韓 国)地区大会のご案内が参りました。
  旅行期間 2014年5月2日(金)
            〜5月4日(日)
  旅行代金  96,000円(福岡発)
       101,000円(広島発)
 ※一人2名一室・エコノミークラス利用・
        (燃料サーチャージ別途)
  申込期限 2014年3月28日(金)
  申し込み・問合わせ先
        JTB中国四国 呉支店
       (担当:営業課 田中聖二)
   メールアドレス      s_tanaka626@cs.jtb.jp
         TEL 0823−23−1957           FAX 0823−21−2538
◎本日例会終了後、3月理事会を開催しま  す。

 本日のランチは、奉仕プロジェクトのため の特別献立です。

他クラブニュース
◎例会変更通知
  防府南RC 3月27日(木)は、
       職場訪問例会に変更
  防府北RC 3月31日(月)は、休会
       (定款第6条第1節により)

寄稿文
  「ハングリーであれ。
         愚か者であれ」
       
           弘 中 貴 之
 
 スティーブ・ジョブズ氏は多くの印象的な言葉を残しました。中でも2005年に米スタンフォード大学の卒業式で行ったスピーチは、自らの生い立ちや闘病生活を織り交ぜながら、人生観を余すところなく語り、広く感動を集めたのです。今日はその話の中心となる3つの話の内の1つをご紹介します。
 『私は17歳のときに「毎日をそれが人生最後の一日だと思って生きれば、その通りになる」という言葉にどこかで出合ったのです。それは印象に残る言葉で、その日を境に33年間、私は毎朝、鏡に映る自分に問いかけるようにしているのです。「もし今日が最後の日だとしても、今からやろうとしていたことをするだろうか」と。「違う」という答えが何日も続くようなら、ちょっと生き方を見直せということです。
 自分はまもなく死ぬという認識が、重大な決断を下すときに一番役立つのです。なぜなら、永遠の希望やプライド、失敗する不……これらはほとんどすべて、死の前には何の意味もなさなくなるからです。本当に大切なことしか残らない。自分は死ぬのだと思い出すことが、敗北する不安にとらわれない最良の方法です。我々はみんな最初から裸です。自分の心に従わない理由はないのです。
 1年前、私はがんと診断されました。朝7時半に診断装置にかけられ、膵臓(すいぞう)に明白な腫瘍が見つかったのです。私は膵臓が何なのかさえ知らなかった。医者はほとんど治癒の見込みがないがんで、もっても半年だろうと告げたのです。医者からは自宅に戻り身辺整理をするように言われました。つまり、死に備えろという意味です。これは子どもたちに今後10年かけて伝えようとしていたことを、たった数カ月で語らなければならないということです。家族が安心して暮らせるように、すべてのことをきちんと片付けなければならない。別れを告げなさい、と言わ
れたのです。
 一日中診断結果のことを考えました。その日の午後に生検を受けました。のどから入れられた内視鏡が、胃を通って腸に達しました。膵臓に針を刺し、腫瘍細胞を採取しま
した。鎮痛剤を飲んでいたので分からなかったのですが、細胞を顕微鏡で調べた医師たちが騒ぎ出したと妻がいうのです。手術で治療可能なきわめてまれな膵臓がんだと分か
ったからでした。
 人生で死にもっとも近づいたひとときでした。今後の何十年かはこうしたことが起こらないことを願っています。
このような経験をしたからこそ、死というものがあなた方にとっても便利で大切な概念だと自信をもっていえます。
 誰も死にたくない。天国に行きたいと思っている人間でさえ、死んでそこにたどり着きたいとは思わないでしょう。死は我々全員の行き先です。死から逃れた人間は一人もいない。それは、あるべき姿なのです。死はたぶん、生命の最高の発明です。それは生物を進化させる担い手。古いものを取り去り、新しいものを生み出す。今、あなた方は新しい存在ですが、いずれは年老いて、消えゆくので
す。深刻な話で申し訳ないですが、真実です。
 あなた方の時間は限られています。だから、本意でない人生を生きて時間を無駄にしないでください。ドグマにとらわれてはいけない。それは他人の考えに従って生きるこ
とと同じです。他人の考えに溺れるあまり、あなた方の内なる声がかき消されないように。そして何より大事なのは、自分の心と直感に従う勇気を持つことです。あなた方の心や直感は、自分が本当は何をしたいのかもう知っているはず。ほかのことは二の次で構わないのです。
 私が若いころ、全地球カタログ(The Whole EarthCatalog)というすばらしい本に巡り合いました。私の世代の聖書のような本でした。スチュワート・ブランドというメンロパークに住む男性の作品で、詩的なタッチで躍動感がありました。パソコンやデスクトップ出版が普及する前の1960年代の作品で、すべてタイプライターとハサミ、ポラロイドカメラで作られていた。言ってみれば、グーグル
のペーパーバック版です。グーグルの登場より35年も前に書かれたのです。理想主義的で、すばらしい考えで満ちあふれていました。
 スチュワートと彼の仲間は全地球カタログを何度か発行し、一通りやり尽くしたあとに最終版を出しました。70年代半ばで、私はちょうどあなた方と同じ年頃でした。背表紙には早朝の田舎道の写真が。あなたが冒険好きなら、ヒッチハイクをする時に目にするような風景です。その写真の下には「ハングリーなままであれ。愚かなままであれ」と書いてありました。筆者の別れの挨拶でした。ハングリーであれ。愚か者であれ。私自身、いつもそうありたいと思っています。そして今、卒業して新たな人生を踏み出すあなた方にもそうあってほしい。 『ハングリーであれ。愚か者であれ』  




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